陵平。1986年11月13日生まれ。 彼の部屋の机にはきちんとした字で書かれた反省文と、床には乱れきった字で書かれた遺書が残されていました。 9月29日、彼は学校で友人からハイチューをもらって食べました。そのことで学校で指導を受け、30日、死を決意する1時間前には担任からの電話を受けています。 「お菓子を食べたことを注意されたくらいで、なぜ」。 陵平のように「死を選択する」事は、ごくまれなケースなのでしょう。でも多くの生徒が、「先生に何をいってもムダだから」「いうことを聞くしかないから」と心を閉ざす、「緩やかな死」を迎えているのではないでしょうか。 私たちが9月29日の指導で何が行なわれたのかを知ることができたのは、1ヶ月後の10月31日のことです。学校側の心ない対応にくじけそうになりながらも、気持ちを奮い立たせることができたのも、親としての最後のつとめを全うしたいという意志からです。地域に密着した存在でありながら、学校がこれほど閉鎖的なものだとは、予想もできませんでした。 少しでも多くの方に陵平の「事件」を知っていただくことは、彼の望みにかなったことだと感じています。この情報が少しでも多くの方々のお役に立つことを願っています。
|
Copyright (c) 2001 Takashi Oonuki All Rights Reserved.